─ 誰ツヨDOJOyの稽古と菊野克紀の実戦での活かし方

ナイハンチとは?空手の基本型にして最も奥深い型

ナイハンチ(ナイファンチ)は、沖縄の伝統空手における代表的な型の一つです。特に沖縄拳法ではこの型が非常に重要視されており、「すべての動きの基礎」として稽古の中核をなしています。

ナイハンチの特徴は、低く安定した構えと左右への体重移動にあります。しかし、その本質は見た目の動きではなく、「身体の構造と重心の移動」を理解するための鍛錬法にあります。

例えば、相手からの圧力を受けた際に、自分の身体構造が適切であれば、その力は肩や腰で受け止めず、足から地面へと流すことができます。反対に、突きを繰り出す際には、その構造を通して相手に威力を逃さず伝えることができます。つまり、ナイハンチとは、「重心移動を無駄なく伝える体を作る」ための型なのです。


誰ツヨDOJOyで稽古されているナイハンチの特徴

東京都内で活動する武術教室「誰ツヨDOJOy」では、このナイハンチを最重要の型として稽古しています。教室を主宰するのは、元UFCファイターであり、武術家でもある菊野克紀

菊野が学んだのは、沖縄拳法空手道の師範・山城美智氏による伝統的なナイハンチです。格闘家としての限界を感じていた時期、菊野は山城師範の突きの威力に衝撃を受け、沖縄拳法を学び始めました。

誰ツヨDOJOyでは、技を学ぶ前にまず「身体をどう動かすか」を重視します。ナイハンチを通じて「姿勢」「動き」「リラックス」「意識」の四大原則を体に染み込ませる。そうすることで、力任せではない“武術的な強さ”を養っていきます。


菊野克紀がナイハンチを習得してからの実績と進化

ナイハンチの稽古を積んだことで、菊野の格闘スタイルには大きな変化が現れました。
それまでバネやスピードがあるわけではない菊野は、相手をパンチでKOするということはほとんどありませんでした。しかし、ナイハンチを学ぶことによって、「重心移動と構造で倒す」技術が身につき、総合格闘技で連続KO勝利を飾ることになります。

2016年、異種格闘技イベント「巌流島」で、菊野氏は元ムエタイ王者を試合開始4秒でKO。前蹴りから重心を一気に前に乗せて放った一撃は、まさにナイハンチで鍛えた身体操作の結晶でした。

同年の「全アジア武術選手権トーナメント」では、柔道・空手・総合格闘技など多様な流派の強豪を制し、初代王者に輝いています。

近年ではBreaking Downにて、自分より45kgも重い相手をKOし、「強さ=体格」ではないことを証明しました。


まとめ|ナイハンチは“実戦”の基礎

ナイハンチは、一見地味な動きの繰り返しに見えるかもしれません。
しかし、その中にこそ、「威力を作る鍛錬」「悟られない動き」「相手を上回る戦略」が宿っています。

誰ツヨDOJOyでは、この型を通じて、誰でも、何歳からでも強くなれる身体づくりを目指しています。


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